韓流ブームが長きにわたり続いており、近年では若者にはK-popや美容をきっ
かけに旅行をされる方も増えています。
私は家族が韓国に住んでいることもあり、両親を連れて初めて韓国に行ってき
ました。皆さんの思う都会観光はあまりしていませんが、景福宮やユネスコ世界
遺産の安東河回村へ行ってきました。食文化、住文化を見て共通する部分、異な
る部分を体験して来たので、以下にご紹介します。
[食事]
どのご飯屋さんに行っても、頼んだもの以外に沢山のおかずが出てきます。キ
ムチや野菜を使ったおかずが多く、小皿で食べきれないほどの量が出てきます。
キムチは発酵した香りが強く、辛くてすっぱいものが多かったです。野菜を使っ
たおかずも、酢漬けのものが多く出ていました。
家族によると、韓国はおかずを沢山提供し、料理を残しても失礼には当たらな
いと聞きました。逆に食べきってしまうと、“食事が少なく物足りなかった”と
思わせてしまうのだとか。
日本と同じく箸を利用しますが、金属製の平べったい箸を使い、両親はとても
使いづらいと話していました。また汁物は平べったいスプーンを使います。食器
も金属製のものが多く使われています。
[お金]
韓国はデジタル化が進んでおり、クレジットカードやモバイルアプリ決済の利
用率が非常に高く、現金が使えないところが多くあります。日本同様、交通系カー
ドも利用できる場所もありますが、利用できるところは少ないと聞きました。日
本で使うアプリ決済は使えません(笑)。1,000w(ウォン)を日本円で100円なので、
計算はしやすいですね。会計時はサインが必要な所もあり、緊張しました。
[言語]
韓国では「ハングル」を使います。早口で何を言っているのか分からず、私の
家族は「ネ(はい)」と適当に返事をしていると笑っていました。漢字で表記され
ていることもあり、音が日本と近い読み方もあると聞きました。
[コミュニケーション]
日本でも目上の人を敬う文化はありますが、韓国では「目上の人の言うことは
絶対」と聞きました。家族、学校や会社の上下関係では日本より重視され、先輩
を立てるという考えがあります。
[住宅]
韓国に着いてまず驚いたのは、住宅です。1軒家はとても少なく、アパート(高
層マンション)に住む人が殆どで、高層住宅が集落として並んでいる街ばかり。ア
パートが無い町は、畑や工業地帯という感じでした。
[入浴]
韓国では湯船につかる習慣がありません。
家族の住んでいる自宅(社員寮)では、ユニットバスで、バス内でシャワーを。
客用のシャワールームもあるマンションタイプでした。日本のホテルよりもバス
の深さが浅く、体を小さくしてシャワーに入りました。
[トイレ]
これは“韓国だから”というわけではないかもしれませんが、トイレにペーパー
を流せない、個室にはペーパーはなく、入口にあるものを取ってから個室に入る
なんてところもありました。流せないペーパーはゴミ箱が設置され、そこに捨て
る仕組みでした。
[交通]
私は家族の運転する車と、体験で電車に乗りました。
韓国の交通料金は日本よりもずいぶんと安く感じました。例えば、高速道路は
100kmの距離でも400円程度。ガソリンも150円/リットル代(現時点で)。電車でも
在来線で5駅分の移動で200円。今回は路線バスや高速バスには乗らなかったので
バスの事情は分かりません。
少しばかりですが、韓国、日本と似ているところ、違うところを簡単に紹介し
ました。両親との海外旅行は、これで最後かなと思いつつ。今回は韓国在住の家
族がいたので何不自由なく過ごせましたが、また機会があれば韓国に行ってみた
いと思います。
作業療法士A
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