JAPANESE ONLY
神経科浜松病院ホームページ

医療支援室より


 この病院のある浜松市は、雪とは普段馴染みのない所ですが、北海道で
はさっぽろ雪まつりが近づいてきました。今年は2月4日から2月11日が、開
催期間となっております。
 さっぽろ雪まつりは北海道札幌市央区内の大通公園をはじめとする複数
の会場で開催される雪と氷の祭典です。雪で作られた大小の像の展示が中
心となりますが、すすきの会場を中心に氷像(氷彫刻)も展示されており
ます。
 札幌市や札幌商工会議所、市内の企業、団体などから構成される「さっ
ぽろ雪まつり実行委員会」によって企画・運営されており、北海道内のみ
ならず日本全国や海外からおよそ200万人もの観光客が訪れる北海道で最も
大規模なイベントの1つです。
 雪像を作る祭のアイデアは、小樽市北手宮尋常小学校(のち小樽市立北
手宮小学校(2015年度で閉校))で、1935年2月から学校行事として始まり
ました。最初のさっぽろ雪まつりでは、市民の雪捨て場となっていた大通
公園の7丁目に札幌市内の中学校2校・高等学校3校の生徒が美術科教諭の指
導の下に計6基の雪像を制作しました。他に日本国有鉄道(国鉄)札幌鉄道
管理局が雪まつりに合わせて札幌駅前に雪像を作ったのが始まりとなりま
した。
 陸上自衛隊北部方面隊は「野戦築城訓練」の名目で雪まつりの雪像製作
に協力していた事もありましたが、2001年のテロ対策特別措置法の施行後、
陸上自衛隊の協力体制は大きく縮小され、2005年の第56回をもって廃止と
なりました。
 雪像の準備は前年の秋ごろから始まり、粘土や木材などを使って精巧な
模型が作られ、制作にはほぼ1か月を要します。
 雪まつり開催中は係員が会場に常駐し、雪が降って積もった場合は雪払
いを行い、融けたり傷んだりした場合はその都度補修するなど、絶えずメ
ンテナンスを行って雪像の美しさを保ち、痛みが激しい場合は夜を徹して
の補修作業も行われております。
 すべての雪像は、倒壊などの危険防止のため雪まつり閉幕の翌日には重
機ですべて解体され、その後に発生する雪山はしばらく公園に残されます。
一部がソリ遊び用などに再利用されますが、札幌市内の排雪作業が一段落
する3月上旬にトラックで運び出されます。
 世間では、新型コロナウィルス感染が流行している最中ですが、興味の
ある方は、ぜひ北海道へ足を運び、雪像鑑賞や北海道グルメなどお楽しみ
ください。

精神保健福祉士M

上のページに戻る

トップページに戻る