今年を振り返ると、新型コロナウイルスに振り回された一年だったと感じ
ます。皆さんは新しい生活様式に慣れてきたでしょうか?私は外出や外食の
機会も減ってややモチベーションが下がっています。
さて、12月と言えば一年を締めくくる月ですが、一年の最後には除夜の鐘
をつきます。除夜の鐘を108回つくのは煩悩の数が108つあるとされていて、
鐘を一つつくと煩悩が一つ消えていくと考えられていることは有名です。で
は煩悩の数がなぜ108つあるとされているか知っていますか?
煩悩の数については諸説ありますが、一説には「六根」から来ているとさ
れています。「六根」とは人間の6つの認識機関である「目・耳・鼻・舌・
身・意」の事です。六根によって感情が生まれ、感情は「好(良い)・悪(悪
い)・平(どちらでもない)」の3つに分けられ、その3つをさらに「染(汚い感
情)」「浄(清らかな感情)」の2つに分けられます。そしてさらにそれぞれを
三世「過去・現在・未来」に分類することが出来、計算すると「6(六根)×3
(好悪平)×2(染浄)×3(三世)=108」となって煩悩の数になる説です。
その他にも一年を表した月の数12、二十四節気の24、七十二候の72を足し
て108になる説。四苦八苦という言葉から四苦(4×9=36)、八苦(8×9=72)を
足して108になる説などあるようです。
ちなみに一つ目の説から漢字で煩悩と表すこともあるようです。詳しく知
りたい方は、こちらのサイトからご覧になってください。来年は新型コロナ
ウイルスに振り回されない良い年になってくれればと願います。
作業療法士 S
参考 https://jpnculture.net/joyanokane/
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