まだまだ残暑が厳しいですが、いかがお過ごしでしょうか。
夏の風物詩といえば花火ですが、花火の起源・歴史についてはご存じでしょ
うか。一般的には花火の起源は、古代中国の狼煙であり、煙による通信手段
が火薬の技術の発達とともに、花火が誕生することになったとされます。
ヨーロッパに伝わったのは13世紀以降で、初期のものは祝砲の音を大きく
したり、煙に色などがつくようにしたりするものであったと考えられていま
す。観賞用の花火は14世紀のイタリアに始まるとされ、16世紀にはヘンリー
8世が戴冠式や王室の結婚式、誕生日などの際にテムズ川で水上花火を楽しん
だという記録があります。
日本においては、花火の初使用が、いつ、どこで、どのような機会に行わ
れたかは定かではありませんが、室町時代の公家の日記に花火について記さ
れた記事があり、また少なくとも戦国時代には鉄砲や火薬とともに観賞用の
花火が伝来したとされています。
今年は新型コロナウイルスの影響で、各地の花火大会も中止の発表が相次
いでいます。非常に残念ではありますが、来年こそは夜空に花咲く綺麗な花
火を観られることを願い、感染症対策に努めてまいりましょう。
臨床心理士W
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