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神経科浜松病院ホームページ

医療支援室より


 6月といえば?を色々と調べてみました。その中で、「梅雨」について紹
介したいと思います。

 梅雨:6月頃降り続く長雨。また、その頃の季節。太陽暦で6月10頃から
    7月10日頃までの間。梅の実が熟す頃に降る雨の意。また、この時
    期に黴(かび)が生じやすいことから黴雨の意ともいう。

 梅雨の時期は湿気が高くなり、外にいても室内に居ても不快を感じる事が
多いです。湿気のせいでカビが生えやすくなるなど健康面にも注意が必要で
す。そこで梅雨の湿気対策をみていきましょう。

 まずは体を湿気にさらさないよう工夫しましょう。雨が続くときは、降っ
ている間は窓を閉めて湿気を入れないようにし、晴れたら窓を開けて風を通
すようにします。部屋の湿度を40-60%に保つように、除湿したり乾燥剤を置
いたりします。お出かけする時は雨に濡れないようにし、濡れた時はできる
だけ早く拭き取って乾かします。唐辛子やカレー粉は発汗を促します。しょ
うが・ニンニク・ねぎ・ニラ・みょうが・大葉・ミントなど、この時期の
「香りのする野菜」は消化力を強め、体を温めて代謝を上げます。夏野菜は
利尿作用があるものが多いですが、生で食べると体を冷やすので、加熱調理
をお勧めします。生もの・冷たいドリンクなどの摂り過ぎには注意してくだ
さい。
 水は下に溜まるので、『湿邪』の症状は下半身に表れやすいのです。全身
の血流をよくするためにも、靴下やスパッツの重ね履きなど、とにかく下半
身をしっかり温めます。冷風に直接あたらなければ上半身は薄着でも大丈夫
なので、熱い時はトップスで調節しましょう。
 夏でもシャワーで済ませないでお湯に浸かるのがお勧めです。ぬるめの半
身浴はリラックス効果で自律神経を整え、ストレスや痛みを軽減します。古
くから温泉で古傷を癒したりもします。お散歩や運動、水が溜まりやすい関
節まわりのストレッチも効果的です。
 もちろん、「除湿」だからといって、はじめから水を飲まないなんて無茶
はしないように。十分な水分補給と排出のバランスで、この季節を健やかに
過ごしましょう。

作業療法士Y

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