5月になり、ついに元号が平成から令和となりました。新元号が発表
されるまで、多くの人が何になるか予想をしていたことではないでしょ
うか?予想はするものの、元号の決め方について、歴史については知ら
ない方も多数いるかとおもいます。
元号は現在から2000年以上も前、中国で使われ始めたもので、国の平
和を祈って縁起の良い名前をつけたり、国で最も偉い皇帝が自分の力を
アピールする意味をこめた名前などがつけられていました。その文化が
伝わり、日本でも使われるようになり、現在では天皇の即位する時に、
一緒に元号も新しいものにかわるようになっています。元号は中国を始
め漢字を使う文化のある周辺の国に広まりましたが、現在も使用してい
るのは日本だけです。ではその元号はどのように決まるのでしょうか?
元号の決め方は法律によって決められており、内閣総理大臣が国文学
などに詳しい専門家を何人か選抜し、新元号のアイデアをだしてもらう。
元号は決める上で6つの条件があり、「国民の理想としてふさわしい意味
を持つ」「漢字2文字」「書きやすい」「読みやすい」「俗用されていな
い」「これまでに元号や送り名として、用いられていない」この6条件等
をもとに原案を整理して内閣総理大臣や官房長官等メンバーで話し合い、
最終的に政府が決定をしています。
今回の元号「令和」は初めて日本の古典から出典されました。令和には
「人々が美しく心寄せ合う中で文化は花咲く」と思いが込められています。
安倍内閣総理大臣は「希望に満ちあふれた、新しい時代を切り開いていく」
「若い世代が活躍できる時代であってほしい」「若者がそれぞれの花を咲
かせることのできる日本をつくりたい」という願いがこめられていると話
されています。
今後、老若男女活躍の出来る日本となればよいですね。
精神保健福祉士K
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