梅雨が明け、夏がやってきました。今年のセミは「シャシャ
シャ」や「シワシワ」と鳴く声が多く「ミーン、ミーン」とい
う鳴き声が少ないと感じます。
暑いばかりで変化がないような8月ですが、8月に感じられる
季節の変化に注目してみたいと思います。
8月上旬は、うだるような暑さの日々です。その暑さに閉口
して、ソーダ味のアイスやかき氷が恋しくなります。夜吹く風
すら熱気が含まれ眠るのも一苦労です。迫力のある入道雲が出
てきたかと思えば、夕立になり、しばし暑さから解放されるこ
ともあります。お店にはスイカ、メロン、サクランボ、モモな
ど夏の果物が多く並んでいます。
8月中旬は、お盆を迎え各地で花火大会が催されます。夏の
花火大会は、ご先祖様をお迎えする迎え火やお迎えしたご先祖
様をお送りする送り火が由来とされています。お店にはお供え
用の籠盛り果物や菊などのお花が多く並び、少し神妙な気持ち
になる品揃えとなります。お盆を過ぎると海にはクラゲが出始
めます。子供の頃は、クラゲに注意しながら海水浴をするよう
になると、ふと夏休みの終わりを意識し一瞬だけ暗い気持ちに
なったものです。
8月下旬は、日中は相変わらずの暑さが続きますが、夜風は
ようやく少し冷たさを感じられるようになります。空は9月に
近づくと少し高くなり始めます。お店には、スイカなどもあり
ますが、やや小振りになります。だんだんとブドウやナシなど
秋の果物も出始め、夏と秋が折衷したような品揃えになります。
秋の気配が近づき、夏の終わりを迎える寂しさを感じるよう
になります。
以上のように8月は、盛夏から晩夏へ移り変わり、秋へとつ
ながる時期です。人それぞれ、季節の変化を感じるものがある
と思います。皆様は、どのようなことで夏の変化を感じるでしょ
うか。
臨床心理士 K
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