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神経科浜松病院ホームページ

医療支援室より


 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げま
す。
 昨年は「ベビーブーム世代」が前期高齢者(65〜74歳)に到達しまし
た。我が国はとてつもない速さで超高齢化社会を迎えています。また、
昨年1月に厚生労働省より、2025年の認知症患者は、現状の1.5倍となる
700万人を超えるとの推計が発表されました。これに軽度認知障害の患者
数を加えると、1300万人にもなるそうです。これからは、健康で明るく
活気のある長寿社会を築いていけると良いですね。

 さて、今回は私が以前講習会に行った「ふまねっと」についてご紹介
したいと思います。
 ふまねっと運動とは、50p四方のマス目でできた大きな網を床に敷き、
この網を踏まないように足を上げてゆっくり慎重に歩く運動です。マス
目を利用したステップがたくさん用意されており、このステップを間違
えないように「学習」しながら歩行のバランスを改善する「運動学習プ
ログラム」です。これまでの研究で、週に1回、毎回60分程度の練習を継
続的に行うことで、歩行機能(転倒予防)と認知機能の改善効果が確認
されているそうです。
 実際に行ってみると、昔遊んだことのある「ケンケンパ」を思い出さ
せるようで、楽しくステップを踏むことが出来ました。老若男女問わず
楽しめそうだと思いました。
 似たものでスクエアステップというものもありますが、どちらも指導
目的の場合は指導員資格が必要です。他にも多くの認知症予防・転倒予
防の方法がありますが、一つの方法として実践してみてはいかがでしょ
う?

作業療法士N

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