2月といえば、節分。鬼の怒っている顔を連想してしまいます。
「怒」は「喜怒哀楽」と言うように、人間に生じる感情として誰
もが感じるものでもあります。でも、日常生活の中で怒っている
相手に対峙することは非常にストレスですよね。最近、「怒りは
二番目の感情であり、直前に怒りの元となる一番目の感情がある」
という話を聞き、なるほどと思いました。「怒」の状態は、人間
の本能的な生存欲求と関連しており、「存在を脅かされたと感じ、
自分を守る為に戦闘態勢に入った状態」とも考えられます。つま
り、怒っている時は自分が脅かされたと感じ困っている状態であ
ることが多いのではないでしょうか。例えば、上司「どうして頼
んだ原稿ができていないんだ!(君の原稿ができていないと持っ
ていく立場の自分が困るんだ)」母「早く準備しなさい!(子ど
もが時間通り家を出てくれないと自分が仕事に遅刻して困っちゃ
う)」などなど。身の周りで誰かが(自分も)怒った時には、一
体何に困っているのかなという視点で考えてみるのも、「怒られ
た」→「理不尽」→「怒り返す」という状況から抜け出し、スト
レスが減るかもしれません。お試しあれ。
心理士K
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