6月といえば梅雨の季節ですね。雨が降ると外出するのも億劫に
なってしまうものです。そんなときにおすすめなのは読書です。
ネットの普及により本を読む人が激減していると言われています。
確かにパソコンさえあれば、誰でもネット環境を確立して、必要
な情報を入手できますね。ただ信憑性を問われる情報に関しては、
本のほうが絶対的に優位にあると言われています。
そこで今回は本を読むメリットについて述べていきたいと思い
ます。
一つ目のメリットは記憶力の向上があります。文章の内容を理
解するには、情報を随時記憶・整理しながら読み進めていく必要
があります。例えば小説の場合、キャラクターの名前・物語の設
定・歴史背景など、複雑な情報を系統立てて記憶しなければなり
ません。頻繁に情報を記憶しながら進めていく読書は、情報を新
たに記憶したり、必要な情報を思い出したりする脳の機能を強化
してくれると言われています。
二つ目のメリットはストレス解消です。好きな小説を読んでい
ると、周りも気にも留めずに物語りの世界に没頭してしまうこと、
ありますよね。このような時、私たちの体内では心拍数が低下し、
筋肉の緊張が緩められるため、ストレスの解消に大きな効果をも
たらしてくれています。
三つ目のメリットは脳のアンチエイジングです。運動によって
体の健康が保たれるのと同様に、読書することで思考を司る機能
に刺激が与えられ、脳の健康を保つことができます。「読書を日常
的に行っている人々は、高齢による脳の衰えが平均値より32%も少
ない」ということが最近の研究でみられるようです。認知症予防に
も効果が期待される読書は、まさに脳のアンチエイジングと言え
そうです。
ここまで3つメリットを述べてきましたが、読書をする最大のメ
リットは自分の考えを確立することだと思います。知識を吸収する
だけではなく、自分なりの意見を確立するためにも役立つのです。
本を読んでいろいろな考えを吸収することで、自分の考え方も磨か
れていくのです。本を読んで、ただ「面白かった」という感想ではな
く、内容について自分の考えを述べることが、読書の目的でもあり
ます。
皆さんもこのようなメリットのある読書を生活の中に習慣化され
ると良いのではないでしょうか?まずは本屋さんや図書館にいって
実際に手にとって眺めて自分に合う本を探してみましょう!
臨床心理士O
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