皆様はどのような連休を過ごす予定でしょうか。今年は浜松祭りも中止とな
り、静かな連休となりそうですね。
　さて、今回は「八十八夜」についてお話しようと思います。立春から数えて、
ちょうど88日目にあたる５月２日頃を「八十八夜」といいます。「夏も近づく八
十八夜♪」と歌にもあるように春から夏にかけて節目の縁起良い日とされ、
安定した気候が農作物などの種蒔きに最良の時期です。茶どころでは茶摘
みの最盛期を迎える時期。縁起を担ぐという意味合いと気候条件も含め、ひ
と葉、ひと葉を手で摘みとられた新茶は、古くから『不老長寿のお茶』としても
珍重されているようです。4月下旬から５月中旬までに摘みとられるお茶を新
茶（一番茶）といい、旨みのもととなるテアニン等が豊富に含まれているそう
です。八十八夜に摘みとられる新芽には前年秋からひと冬超えた成分が蓄
えられその味・栄養素は極上！

　そこで、新茶をいれるコツは・・・
　急須から落ちる最後の一滴は“新茶の命”とも言われ、急須にお湯が残ら
ぬよう最後の一滴まで出し切ることで二煎目も美味しくいれられるそうです。
ぜひ試してみて下さい。
　新茶には静岡茶の他に、八女茶（福岡）・宇治茶（京都）・狭山茶（埼玉）等
あります。新茶特有の香りを楽しみながらひとときのリラックスタイムを満喫
し、日頃の疲れを癒やしてみてはいかがでしょうか。

精神保健福祉士Y