先日、私用で法事があり、そこで和尚さんが話していた『無財の七施』 を紹介したいと思います。 『無財の七施』 1.捨身施(しゃしんせ) 自分の身をもって、身体を使って人のためにしてあげる行為 2.心慮施(しんりょせ) その人の身になって、ともに喜び、ともに悲しんで、その人の幸福を 願ってあげる心。その人の身になって愚痴を聞いてあげる。 3.和顔施(わげんせ) いつも和やかな顔をして人に接する。 4.慈眼施(じげんせ) 慈しみの眼ですべてを見る。 5.愛語施(あいごせ) 聞く人の心に染み入らないのでは何にもなりません。人の心にそれ が分かるように、正しい心をやさしい言葉で話す。他人の心を知って、 和やかな喜びを感ずるような言葉で話す。 6.房舎施(ぼうしゃせ) 雨風をしのぐところを譲ってあげる。 7.床座施(しょうざせ) 席をゆずってあげる。 簡単なようで、とても難しい事ですが、心にゆとりを持ち、どれか一 つでもいいので、意識を持って過ごしていきたいものです。 作業療法士 A