梅雨冷えが肌寒い季節、いかがお過ごしでしょうか?
今回はこれからやってくる暑い夏の菓子として食される、わらび
餅についてです。
本来のわらび餅は、ワラビの地下茎を叩きほぐして洗い出し、精
製したデンプンのわらび粉を原料とします。現在はこのわらび粉の収
率が悪いため、茶色がかった本物のわらび餅は希少な高級品となっ
ています。
それに対して、一般的なわらび餅は、わらび粉の代わりにサツマイ
モやタピオカから取られたデンプンや片栗粉、あるいはくず粉を材料
にして製造したものがほとんどであり、無色透明で涼しげなものが店
頭に並んでいる光景がよく見られます。
わらび餅は洋菓子よりも脂質は少なく、種類にもよりますが、100g
あたり40〜170キロカロリーです。ダイエット中の方も、わらび餅に
つける糖類(砂糖入り黄粉、黒蜜)の量に気をつけて、たまには夏の
涼味を味わってみてはいかがでしょう。
夏が近づくにつれ、トラックやリヤカーなどによってわらび餅が移
動販売される姿が楽しみな方もいるのではないのでしょうか?
ちなみに、このわらび餅、関東より北ではあまり知られていない地域
もあり、本場はやはり京都のようですね。九州ではモナカにサンドされ
ている地域もあるとか・・・。最近では、わらび餅キットも発売されて
おり、一度手作りに挑戦してみるのも良いかもしれませんね。
作業療法士 A
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