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神経科浜松病院ホームページ

神経科浜松病院開設90周年記念講演

 平成25年7月27日、神経科浜松病院は、平成25年に開設90周年を迎えました。
 その節目として記念講演(PDF)を開催いたしました。

<開催地>
浜松市医師会館

<講演内容>

「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律の改正と今後の精神科医療の動向《

<演者> 前厚生労働省障害保健福祉部精神・障害保健課長 重藤和弘様


 当院の90周年記念講演として、前厚生労働省障害保健福祉部精神・障害保健課長 重藤和弘様

をお招きし講演していただきました。



 現行の法律では家族等の中から定めた保護者に対し様々な義務が課されております。そのた

め保護者への負担が大きく、特に高齢となった保護者には重くのしかかると問題視されており

ました。

 また医療保護入院についても、保護者の同意が無ければ退院ができない状況であり入院の長

期化、患者と保護者の間に軋轢が生まれやすい等の問題点が上げられました。今回の改正はこ

れらの点についての見直しが行われ保護者の廃止に伴い「家族のうちいずれかの者の同意《に

より入退院が可能となります。

 しかし、家族間できちんとした話し合いがなされないまま入退院が行われるのでは?という

懸念もあり家族間や、医療機関と家族の間での意思疎通がより重要になってくるものと思われ

ます。そういった調整や、退院後の生活環境に関する相談や指導を行う者として精神保健福祉

士の活躍も期待されております。



 保護者制度の廃止、医療保護入院の見直し等、精神科医療が大きく変わろうとしている折に

法改正に携わった方から直接お話を伺えるという大変貴重な機会をいただきました。講演から

学んだことを今後の業務に生かして参ります。






 講演終了後には祝賀会も催され、和やかな雰囲気の中、90周年という節目の式典を執り行う

事が出来ました。



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